MT4にEAを導入し、設定が完了したら実際にEAを稼働させていきます。MT4上部の「自動売買」のアイコンが緑色の三角マークになっており、自動売買が有効になっているかを確認してください。チャート上部のEA名横に表示されるニコちゃんマークが笑っていれば問題ありません。入金が完了し資金があり、パソコンがオンライン状態にある限りはEAが自動売買を実行してくれます。
一旦EAの稼働を停止させたい場合は、以下の手順で稼働を止めてください。
- MT4上部のツールバーの「自動売買」アイコンをクリック。
- アイコンを赤色の四角マークに変更する。
- チャート上部のニコちゃんマークが笑っていない顔になる。
上記2・3の状態が確認できれば、EAの稼働は停止されています。再稼働させたい場合は、上記と同じ手順で自動売買を有効に変更してください。現在稼働させているEAを削除したい場合は、以下の手順で削除します。
- チャート上で右クリックする。
- 「エキスパートアドバイザー」→「削除」をクリック。
EAを稼働させるにあたり、注意してほしいのがEAを稼働させ続けるにはMT4を常に起動したままにしなければいけないということです。MT4を起動させっぱなしにする方法としては、物理的にパソコンの電源を入れっぱなしにしておくという方法があります。EAはMT4を落とすと稼働停止してしまうので、パソコンをつけたままにし、MT4を起動し続けます。インターネット回線が安定している環境であることも確認しておいてください。
もう一つの方法は、VPS上で稼働させる方法です。24時間パソコンをつけたままにしておくのに抵抗があるという方や予期しないパソコントラブルにも備えたいという方におすすめです。VPSとはレンタル仮想サーバーで、Windowsのデスクトップ環境と同等のサーバー機能を提供してくれるものです。仮想サーバー上にMT4を稼働させることで、パソコンの電源を切っても仮想サーバー上のMT4は起動されたままにすることができます。そのため、手元のパソコンを常時つけておいたり、MT4を起動させたままにしたりする必要はありません。
VPSは月額2000円前後のものがほとんどです。海外FX業者の中には一定の条件を満たせば、無料でVPSを提供しているところもあります。VPSを選ぶ際のポイントは、サーバーの安定性です。安定してEAを24時間稼働させるにあたり、サーバーが安定していることは非常に重要です。FXにおける自動売買専用のVPSを選んでください。それ以外のVPSは、OSがWindowsでなかったり、サーバーが落ちやすかったりとMT4を利用するのには不向きです。
VPSのメモリは1.5G〜2G程度あれば問題ありません。VPS上でMT4しか使わないというのであれば、ディスク容量はあまり気にしなくて大丈夫です。処理速度を上げるためには、SSDが搭載されているものを選んでください。サーバーOSに関しては「Windows Server 2012 R2」、「Windows Server2016」、「Windows Server 2019」などがありますが、最新の2019はサーバーの安定性やパフォーマンスが従来よりも更に向上しています。外出先でも取引状況を確認したいという方は、パソコンだけでなくタブレットやスマートフォンからでもアクセスができるリモートシステムが付属されているVPS業者を選んでください。
以上が実際にMT4でEAを稼働させるために必要な工程になります。最初の準備が手間に感じるかもしれませんが、一度環境を整えればあとは自動に取引を行ってくれます。
MT4のEAの無料配布サイトで、EAを取得しVPSに設定すれば、あとは自動で取引を行ってくれます。ぜひ、ご自身で便利だと思う方法でEAを利用してください。